| ちゃこ |
「亜子ちゃん、今、普通預金の金利ってどのくらいか知ってる?
0.2%*くらいなんですよ〜。これでも大分上がってきたんだけどね。」 |
| 亜子 |
「ため息ついちゃいますね〜。ネットバンクだったら少しはいいのかしら? |
 |
| ちゃこ |
「ネットバンクでも普通預金だと、0.25%〜0.3%*ぐらいなんですよね〜。
都市銀行だと定期預金で5年預けても0.6%*前後くらい・・・
」 |
| ちゃこ・亜子 |
「はあ〜・・・・」(ため息) |
| 亜子 |
「なにかいい方法はないですかね?」 |
| ちゃこ |
「日常的に使うお金はどうしようもないですけど、しばらく使わないお金なら預金以外も考えてみたら?」 |
| 亜子 |
「しばらく使わないお金って前回のAの教育資金とか住宅資金とかってことかしら?」 |
| ちゃこ |
「そういう資金は、いざ使うときに減ってたら困るよね。比較的リスクの低い債券で運用したらどうかな?」 |
| 亜子 |
「債券って、国債の事?」 |
| ちゃこ |
「国債も債券のひとつ。国債は日本国が発行している債券だよね。だから日本国が利子を支払い、償還時には元本を払います。社債だったら発行元の会社が払うんだよね。」 |
| 亜子 |
「社債って元本割れないの?」 |
| ちゃこ |
「債券っていうのは、お金を貸してその代わりに受け取るものだから、経営状態のいい会社に貸せばちゃんと返してもらえそうだけど、状態の悪い会社に貸すと、返ってくるかしらってっ心配じゃない? そこで、どこがどういう状態かを知るのに「格付け」というものがあるんです。代表的なところでは、スタンダード&プアーズ(以下S&P)やムーディーズ、日本格付投資情報センターなどが評価して公表しています。一般的にAAA(トリプルA)などの記号で表されて、AAAが最も高く、AA、A、BBBの順。ちなみに日本の国債はAA(S&P)、アメリカやドイツはAAA(S&P)です!」 |
| 亜子 |
「へえ〜 。アメリカやドイツの方がいいんだ〜。」 |
 |
| ちゃこ |
「社債の格付けもみてみようか。車のT社はAAA(S&P)だね!
この格付けによって、会社の信用度が分かるわけなんです。AAAなら安心ねとか、BBBだとちょっと心配ね、とか。こう言うと、じゃあAAAのがいいんじゃない?と思われるでしょうが、信用度が低くなると、その分、金利が高くなるんです。AAAとBBBが同じ1%金利なら、誰もBBBを買わないですものね。
」 |
| 亜子 |
「 ん?信用度が低くなると金利が高い? リスクが出てくる?」 |
| ちゃこ |
「そう。信用度が低くなるってことは、ちゃんと返してくれるかどうかの信用度が低くなるわけだから、リスクが高くなるよね。
当然、ちゃんと金利を払ってくれて、ちゃんと返してくれるところの債券を買いたいよね。だけどAAAの会社の金利は1.0%で、AAの会社が1.2%だったらどう?
」 |
| 亜子 |
「AAの会社でしょう。買うなら.」 |
| ちゃこ |
「AAでもこの会社だったら大丈夫かな、とか考えて選ぶよね。それが、A、BBB、BBと信用度が低くなるにつれて金利が高くなるんです。ちなみにBBBまでが投資適格債と言われています。でもまあBBBだったらちゃんと調べた方がいいよね。債券はものによって年数が違うから、BBBだったら短期間だったら大丈夫かな、とかね。」 |
| 亜子 |
「ちゃんと調べるって?何を調べるの?」 |
| ちゃこ |
「発行体の状態を。社債だったら会社、地方公共団体のは、たとえば千葉県債だったら千葉県の財務状態などが参考になるよね。
」 |
| 亜子 |
「なるほど。」 |
| ちゃこ |
「ところで、亜子ちゃんのAの資金は、いくらぐらいを、どういう用途で、いつごろ使うか(何年置いておくか)っていうことは、ハッキリしてる?」 |
| 亜子 |
「うーんとね。一つは10年後くらい? もうひとつは15年はあるのかな? 大学資金でしょうか..」 |
| ちゃこ |
「10年以上あるなら、少しリスクをとって株などでの運用をしてもいいかもしれないけど、今日は債券を紹介するね。」 |
| 亜子 |
「ハーイ!」 |
| ちゃこ |
「いま話に出た社債は、実際に証券会社などで募集する場合には、100万円単位からというものが多いみたい。中には250万円単位のものも。Aなどの格付もあるので、国債よりも魅力的な利率も出ています。
もう少し少額から始められるのが、国債。日本国債だね。これには、昔からあった利付国債と数年前から始まった個人向け国債があります。」 |
| 亜子 |
「あっ 個人向け国債って最近よくTVCMもしているよね。
小額って?どれくらい?」 |
| ちゃこ |
「個人向け国債は、1万円単位だから、初めての方にもおすすめ。さらに、5年、10年などの満期になる前に売却したくなったら、発行元=日本国が条件付でだけど中途換金してくれるので、とても人気があるよね。個人向け国債には、変動金利型の10年満期のものと、固定金利型の5年満期のものの2種類があります。」 |
| 亜子 |
「変動?固定? 固定って買ったときの金利が適応されるの?」 |
| ちゃこ |
「そう。固定金利型は、出たときの金利がそのまま5年間固定されるので、あらかじめどのくらいもらえるかがわかっていいよね。もうひとつの変動金利型は、半年毎に金利が見直されるので、これから世の中の金利があがりそうだな、という時期にいいよね。
ちなみにこの7月15日に発行されたものの金利は、固定型5年ものが1.22%、変動型10年ものが初回金利1%でした。この金利は年利で税込みね。受取るときには、ここから20%の税金が引かれます。」 |
| 亜子 |
「おッ!1%!! いいねー」 |
| ちゃこ |
「預金金利に比べると、いいよね。」 |
| 亜子 |
「金利ってどのくらいでつくの?」 |
| ちゃこ |
「国債は、半年毎に利子がもらえます。金利○%というのは年間の数字なので、もらう時には、その半分。そして20%の税金が引かれて手元に来ます。」 |
| 亜子 |
「 ん? 半年ごとに利子がもらえるんだけど、金利が1%だったら0.5%になるの?」 |
| ちゃこ |
「そういうこと。そこから税金20%引かれるから、実際にもらえるのは、0.4%ということ。
変動型の場合だったら、半年毎に金利が見直されるから、初回金利が1%なら最初にもらえるのは0.5%で、
その次は、半年後の金利の半分ということ。」
|
| 亜子 |
「なるほど」 |
| ちゃこ |
「例えば定期預金は、満期時に利息もまとめてっていうのが多いから、その場合、途中解約すると定期預金の利率は適用されないけど、個人向け国債なら、これまでにもらった利子と中途換金時に引かれる条件とを、自分でちゃんと計算して、計画的に中途換金することもできるよね。ただし変動型10年ものが購入後1年間、固定型5年ものが購入後2年間は、中途換金禁止期間なのでご注意を。さらに1万円単位で一部だけを中途換金することもできます。
」 |
| 亜子 |
「今のご時世はどうなんですかね。景気が悪いから5年くらいじゃ良くならないのでしょうか??」 |
| ちゃこ |
「そこが難しいところ。景気がどんな風に変わっていくのが次第で、金利も変わるからね。まあ、いまの金利はすごく低いから、これ以上下がることはあまり考えられないけど、4,5年後にどうなっているかは、判断が分かれるところだよね。」 |
| 亜子 |
「んー 深くなってきたな・・・ 景気が回復すれば 銀行預金の利子も上がるよね?
国債よりも良くなる事はないのかしら?」 |
| ちゃこ |
「まあ、普通預金の利息が国債よりも上がることは、あまり考えられないかなあ。あと、金利の問題だけでなく、亜子ちゃんの投資の知識や経験がもっと増えたら、株式や投信などもっと利回りのいいものに変えたくなるかもしれないね。」 |
| 亜子 |
「あッ そっちかー そうかー」 |
| ちゃこ |
「ははは。この話はまた今度にするとして・・・」
「個人向け国債の中途換金時の条件についてちょっと説明しておくね。変動型10年の場合は、中途換金時には、直前2回分の各利子の税引前相当額×0.8がひかれます。また、固定型5年の場合は、直前4回分の各利子の税引前相当額×0.8がひかれます。だから、中途換金は、ちゃんと計算して考えてからね。」
|
| ちゃこ |
「ということで、亜子ちゃんのAの資金についても、いろいろ検討してみてよ。たくさんあるなら、社債もオススメよ。証券会社のホームページなどで、債券のところを見ると、いくつか載ってるから、見てみて。あと、個人向け国債は、財務省のHPに詳しく載ってるから、本格的に検討するなら、一度は見てみてね。」 |
| 亜子 |
「わっかりました!!! 債券ね!! みてみますぅ 」 |