誰でもできる株式投資(実践編L)
〜ファンダメンタル分析を活用する V〜
今回のファンダメンタル分析は,ROAについての説明です。ROAは Return on Asset の略で, 事総資産
(総資本)利益率と訳されます。企業は総資産(総資本)を元手に営業活動をしますが,その元手でどれだけ利益を得ているかの指標となります。前回紹介したROEと同じく,証券会社のチャート分析でよく見られる指標の一つです。同じ総資産(総資本)でも利益が1億円と10億円では,10億円の企業の方が効率的に利益を上げていることが簡単に分かります。
ROAの式は次のとおりです。

例えば,総資産がともに 100 億円のA社とB社があり,A社の利益が 1 億円,B社の利益が 10 億円だとすると,
A社 1 億÷ 100 億× 100 =1%
B社 10 億÷ 100 億× 100 = 10 %
となり,B社の方が総資産を有効に活用し,A社より高い利益を得ていることが分かります。
利益は営業利益や経常利益,当期純利益などが使われます。投資対象となる企業が,費用・コストの削減したり,売上を増加させたりすると,ROAが高くなります。
ただ,ROAが高ければ高いほど,必ず投資に最適だとは限りません。同業種の企業と比較したり,毎年のROAの推移を追うことで,相対的に投資に適していると判断できますし,他の指標と組み合わせて判断するのが良いでしょう。
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